こんにちは、サンキです。
僕は24歳、妻と3人の子供を育てている5人家族の父親です。
正社員として働いていますが、貯金も少なく、借金の返済もあり、家計はいつもギリギリ。そんな中、第三子が生まれるという大きな出来事がありました。
■「このままじゃまずい」…家計の限界が見えた
第三子の妊娠がわかったとき、正直なところ「嬉しい」という気持ちはあったものの、それと同じくらい、いやそれ以上に「不安」と「焦り」が押し寄せてきました。
頭の中にすぐ浮かんだのは、お金のことでした。
手取り月収は約28万円。
家賃に49,000円、借金の返済に50,000円、クレジットカードでの支払いが17万円近く…
正直、毎月赤字ギリギリで回している状態。
今はなんとか生活できていても、新しい命を迎える余裕なんてどこにもない。
しかも、育児には本当にお金がかかることを、これまでの2人の子どもで痛感していました。
オムツ代、ミルク代、洋服、医療費、保育料、そして予想外の出費…
第三子が生まれれば、これがさらに増える。
「嬉しい」よりも、「どうしよう」「俺、家族を守れるのか?」そんな自分への問いが止まらなかったんです。
心の中では、
- 「家賃払えなかったらどうなる?」
- 「任意整理の返済が滞ったら?」
- 「クレジットも限界なのに、何でまた…」
というネガティブな思考ばかりがグルグル回っていました。
妻には不安を見せまいと「大丈夫」と言いながらも、夜一人になるとスマホで「生活費 足りない」「子供 貧困」「お金がない 育児」などと検索してしまっていました。
このままじゃ、本当に家族を路頭に迷わせてしまうかもしれない。
そのくらいの危機感が、胸を締めつけていました。
■選んだのは「コンビニの夜勤バイト」──理由は“時間”と“現実”
家計を立て直すには、「副収入を得るしかない」と腹をくくりました。
でも、正社員としての仕事は朝から夕方までのフルタイム勤務。しかも体力仕事で、残業もゼロじゃない。そんな中で、どんな副業ならできるのか?と考えたとき、最初に頭に浮かんだのがコンビニバイトでした。
理由はシンプルです。
24時間営業だから、自分の本業の時間帯とかぶらない夜中や早朝でも働ける。
「昼の仕事が終わって夜に少しだけ」「土日だけ夜勤」など、自分のスケジュールに合わせて組める柔軟さがあったんです。
しかも、夜勤は時給も少し高め。
深夜の時間帯なら1回のシフトでそれなりの金額が稼げるし、少ない回数でも家計の足しになると思いました。
最初は派遣やウーバー、在宅ワークも調べました。でも、どれも「今すぐ始める」のが難しかったり、初期費用が必要だったりして、現実的ではなかった。
今すぐ働けて、確実にお金になるもの。
それが、家の近くにある24時間営業のコンビニでした。
とはいえ、体力的にはきついのは覚悟のうえ。
昼は正社員、夜はコンビニ。
睡眠時間も削られるし、翌日の本業に響く日もありました。
でも、
- 「ミルク代を買えるかどうか」
- 「オムツの在庫が切れそう」
- 「子供の服を買ってあげたい」
そんな現実の前では、弱音を吐いている場合じゃない。
とにかく“稼がなきゃ”という一心でレジに立ちました。
■実際にバイトをして感じたこと
コンビニの夜勤は、想像以上にやることが多かったです。
レジ業務だけじゃなく、品出し、清掃、ゴミ出し、揚げ物、棚の前出しや検品作業など…1秒たりとも気が抜けません。
深夜はお客さんが少ない分、作業に追われて体を動かしっぱなし。
そして朝方、空が白んできたころに勤務が終わる。
夜勤明けの日は、本業を休みにしていました。
「この日は体を休めよう」と思っていても、現実は甘くない。
家に帰れば、子どもたちが元気に「パパー!」と走ってくる。
その無邪気な笑顔に、眠気も吹き飛ぶ…どころか、むしろ“体力のラスボス戦”の始まり。
一緒に遊んで、追いかけ回して、おむつ替えて。
気がつけば、昼過ぎに妻から「買い物行くよ~」と声がかかる。
スーパーで重い荷物を持ちながら歩いていると、「あれ?今日俺、寝たっけ…?」と自問自答する始末。
でも、こんな疲労困憊な日々の中でも、
「家族と過ごせる時間は、今しかない」
という気持ちが、何よりの原動力でした。
子どもたちと笑って過ごせる時間、妻と買い物中に交わす何気ない会話。
お金にはならないけど、それ以上に「自分が必要とされている」と感じられる時間。
たとえ体はボロボロでも、心の芯は温かく保たれていた気がします。
■誰にも相談できなかった──それでも“家族のため”に動くしかなかった
正直な話、僕はこのお金の問題を誰にも相談できませんでした。
親にも言えなかった。
妻にも言えなかった。
というより、言えなかったというより、言う勇気がなかった。
「またお金の話かって思われるんじゃないか」
「情けないって思われるのが怖かった」
「俺がちゃんとしなきゃ、全部自分のせいだ」
そんな思いがぐるぐる頭を回っていて、何も言えませんでした。
でも心の中ではずっと叫んでいました。
「助けてほしい」
「誰かに話を聞いてほしい」
「この不安を共有したい」
でも結局、誰にも言えないまま、自分でスマホを開いて“副業 育児中 おすすめ”と検索していました。
そんなときにたどり着いたのが、コンビニバイトだったんです。
孤独でした。
正直、精神的にはかなりきつかった。
でも、「今やらなきゃ家族が崩れる」──その一心で、眠れない夜も、疲れが取れない朝も、なんとか乗り切っていました。
【まとめ】
- 家計のピンチと第三子の誕生が重なり、夜勤のコンビニバイトを始めた
- 本業との両立は体力的にも精神的にもギリギリだった
- 誰にも相談できなかったけど、自分で解決策を探し、家族のために動いた
- 子供たちの笑顔や日常の中に、心を支えてくれる瞬間があった
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